首の痛み　～寝違え・むち打ち・脊髄損傷の違いとは～

首肩のコリ以外で首に出る不快感で多いのが寝違え・むち打ち・脊髄損傷です。

それぞれの違いは何なのでしょうか。

 

寝違え

寝違えは寝ているときの無理な姿勢や首の動きが原因になり引き起こされます。

首の関節や周囲の筋肉に負担がかかったり神経が一時的に圧迫されたりすることで起きると考えられています。

寝違えは頸椎捻挫の一種で長くても数日で治ります。

何週間、何か月と長引く場合や毎週のように繰り返す場合は一度病院を受診することをおすすめします。

寝違えは子どもから大人まで年齢に関係なくみられる症状で、通常は一両日中に治ることがほとんどです。

ストレッチや筋肉をほぐすことで早く痛みが取れることもありますが、痛みが強いときは無理に動かさないようにし、熱感が強い場合は冷やしてください。

 

むち打ち

むち打ちは外傷性頸部症候群とも呼ばれています。

車の追突事故のように、突然頭が大きく前後に揺さぶられることで発症するため、交通事故やスポーツ中に

画像ではわからない程度の損傷が生じていると考えられています。

首肩の痛みが続くだけでなく手のしびれやめまい、頭痛などを訴える人もいます。

 

脊髄損傷

頸椎に骨折、脱臼が生じ、脊髄を傷めてしまった状態です。もともと頚椎症や靱帯の骨化などがみられる方は僅かなずれでも深刻な損傷を引き起こす可能性があります。

頸椎部分の脊髄が損傷すると麻痺は全身に及ぶこともあります。

 

寝違えやむち打ちは筋肉がほぐれてくると少し楽になるかと思います。

首肩のコリ、寝違えやむち打ちでお悩みの方は是非一度当院にご相談ください。