中高年から増加する不眠症とは

中高年から増加する不眠症とは

中高年から増加する不眠症とは
眠れない状態が続いて十分な睡眠を確保できず、その結果、日中の倦怠感や注意力散漫などの体調不良を感じる状態を不眠症と言います。若いときに発症することはあまりありませんが、20代〜30代頃から発症する人が現れはじめ、中高年になると急増すると言われています。

不眠症のタイプ4つ

①寝ようとしてもなかなか寝つけないタイプ
②夜中になんども目が覚めてしまうタイプ
③朝早く目が覚めてしまうタイプ
④眠りが浅く熟睡できないタイプ
どれか一つに当てはまる人もいれば複数に当てはまる人もいます。
日本で不眠症を患っている人は多く、日本生活習慣予防協会によると成人の20%が慢性的な不眠を感じているそうです。

眠れない原因は?
人が眠れなくなる原因は様々です。

カフェインの取りすぎや生活リズムの乱れ、アルコールが原因で眠れなくなることもありますし、身体的な病気が原因のこともあります。
喘息や花粉症がひどいときに息苦しさから熟睡できなくなったり、泌尿器系の疾患で頻尿になり夜間に何度もトイレに行きたくなって目が覚めたりすることもあります。
色々な原因はありますが、それらの中でも厄介なのが自律神経の乱れによる不眠です。

自律神経の乱れとは
自律神経とは自分の意思に関係なく、生きていく上で必要な肺や心臓などの臓器の活動を支えている神経です。

この自律神経が乱れると、これといって明確な身体的疾患が見当たらないのに、様々な不調を感じるようになります。
全身をくまなく検査しても異常が見つからないのに、本人は倦怠感、ほてり、手足のしびれ、動悸、不整脈、不眠などのような不調を感じるようになるのです。

自律神経は交感神経と副交感神経からなります。

 
交感神経はストレスを受けた時や緊急時に働きます。
敵と戦う時や逃げるときなどに体を活性化させるためのもので、心臓の鼓動を早め、筋肉に血液を送り、呼吸は早くなります。
一般的に仕事やスポーツをするときには交感神経が優位になると言われています。
 
一方、副交感神経はリラックスするときに働きます。
落ち着いたときに体を休ませるためのもので、心臓の鼓動をゆるやかにし、内臓に血液を送り込み、呼吸は穏やかになります。
睡眠前や就寝中は副交感神経が優位に働きます。
 
この二つがバランスよく活動することで正常な生活を送ることができるのです。

しかし、仕事などで過度な疲労がたまっていたり、精神的ストレスを長い間受け続けたりしていると、交感神経が過剰に反応してしまうようになります。

交感神経と副交感神経はどちらか一方しか活動できないので、交感神経が活動し続けると、いつまでも体は休むことができません。
そうして動悸やほてり、不眠などの症状に悩まされるようになるのです。
これが自律神経の乱れです。
 
自律神経の乱れには鍼治療や骨盤矯正がおすすめです。
お悩みの方はご相談ください。
 

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