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腰痛の原因には五臓の腎が関係しています。
五臓の腎は人間の成長と大きく関係しており、腎が不足すると白髪・耳が聞こえにくい・足腰の衰えなどの老化現象が起こりやすくなります。特に冬は腎に負担をかけるため、腎が弱りやすい季節です。東洋医学でいう腎には成長・発育をつかさどる、生殖をつかさどる、体の体液のバランスを維持する、骨をつかさどるなどの働きがあります。そのため、腎が不足すると、腰がだるい、骨がもろくなるなどの症状が起こります。
東洋医学的に考えられる腰痛の原因には、次のようなものがあります。
腎の不調・・・年齢によるもの・働きすぎ・乱れた生活習慣・病後・慢性的な病気により、腎の働きが弱くなっている。
気滞・・・ストレスや緊張状態が続き、体の中の気の流れが悪くなっている。
瘀血・・・運動不足やストレスなどにより、体の冷えが起こり、血行が悪くなっている。
冷えや湿気・・・湿気の多い雨の日、寒い日は体の中に寒湿の邪気が入りやすくなるため、痛みが強くなる。
・首・腰・足首などの冷えに注意する
冷えや湿気は、腰痛を起こす原因です。首・手首・足首の3つの首に血流の多い血管が集まっているため温めると全身の血液の流れがよくなり、体を温めることができます。また、体の冷えを緩和するために、腰のあたりを腹巻きやカイロなどで温めましょう。
・腎の働きを高める食材をとる
腰痛が起こる原因の一つは、腎の不調です。特に、冬に起こりやすい腰痛には、腎の働きを助ける食材で腎の不調をおぎなうことが大切です。
・エネルギーをたくわえる
冬は、植物が枯れて、動物が冬眠するように、漢方では人間も他の季節よりのんびり過ごすことが大切だと考えられています。例えば、冬に無理なダイエットをはじめたり、運動を始めたりすることはあまりよくありません。体に負担のかかる行動は控えたほうがいいでしょう。
・夜は早く寝て、日が昇る頃起きる
冬は、他の季節に比べてできるだけ体を休めることが大切だと考えられています。普段よりも、できるだけ早くベッドに入り、日が昇る頃に起きるのが良いと考えられています。
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